2005年04月17日

運命は「口ぐせ」で決まる

 発行:三笠書房

誰でも楽に夢が叶う方がいいに決まっている。
メンタルトレーニングの初歩的本。「ああ、言われてみればそんな気がしてくるなぁ」と思えばこういうタイプの本はしめたものである。一部経歴を疑う声があるが、そんなことはどうでもいい。著者は、自分の性格は思い込みであり根拠がないとした上で、目標達成にはそんなに気張らなくてもいいという視点で、それが何故かの科学的根拠もちらほらと挙げていく。人間は「想像」と「現実」の区別ができないらしい。その「想像」の部分を利用し、前向きに行動していくことで、脳にクセがつき、目標達成への喜びが持続していくという。割愛すれば以上のような内容だ。五感をフルに活用したメンタルトレーニングの実践をぜひこの書から始めてみてはいかがでしょう。
スペインのことわざで「やらないよりは、遅くともやった方がいい」というのがあるそうだ。あまり神経質にならず、気楽にやっていったほうが効果は出る。
著者も言っているが、目標達成には明確なビジョンがなければいけないという。著者は「絵として想像できるもの」と言っているが、物事を達成するには明確なビジョンと明確なプランは欠かせない。他人に具体的に示せる状態でないと現実性がないということにも置き換えられる。この本で私が特に注目したいのは「他人へ感謝せよ」と言っていることと、「言葉の力」に着目しているところだ。日本語の最大の長所は語彙が大変豊富なために表現能力に優れているということである。著者は思考の多様さを引き出すには日本語を生かす手はないとしている。また、最も重要な要素としての「想像」の力を引き出すための環境作りも重要だとする。
失敗者を敬遠する日本人、失敗を重要な経験スキルとして評価する欧米。ぜひ目標達成を恐れずに進んでいってもらいたいです。

残念ながら伸び行くものにとって、日本という国はそれほど環境が整備されていないかと思います。それを妨げているのは、何よりもシステムではなく、「精神」そのものなんじゃないでしょうか。

最後に。本の中で「work」と「job」の違いについて書いていた。どちらも「仕事」という意味だが、前者は「任務」、後者は「仕事の成果」という意味が他にある。つまり「work」は誰でもできるが、「job」は誰でもできるわけじゃない。重要なのは「job」をできる人だということを言いたいのだろう。そこに深く関わってくる重要な要素は「想像、創造、行動力、原動力」である。
posted by ハヤブサ at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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