2006年02月14日

大人の愛 ホントの愛

発行:成美文庫

本当に男性心理の核心をついている
 女性向けの本だが、男性心理をうまくついているため、むしろ女性側からのアプローチの仕方ではなく、「こういう男はどんな男なのか」の核心をついている。ダメ男、いい男の見分け方、愛し方読本。

 著者は「父権の復活」を試みているようだ。わかりやすく言えば「トップダウン方式」。つまり上から物を言う、統率する、そんな感じだろう。そういう方式では、現代の女性心理からしてみれば、多少苦痛に思う部分があるのではないだろうかと思った。特にセックスについての項目について、私は反論がある。負の感情(寂しさ、悲しさ、恨み、怒りなど)で女を抱いては絶対にいけない。女性は「心地いい男性」を求めるものだ。それが時として「都合のいい」ものに置き換えられているが、基本的に女性は深く関わった男性心理の影響を受ける。変化に気がつかないのは毎日自分を見ているからだ。久しぶりに会った友達には見抜かれるくらい変わる。一度悪い影響を受けてしまうと、女性の場合「毒抜き」が非常に困難になる。精神の一部分が毒されてしまうと、自分自身ではなかなか毒抜きがきつくなる。ダメな恋愛を繰り返してしまうのは、実は同じ恋愛を繰り返して傷を掘り下げているからだ。よくよく自分を考えて欲しいと思う。必ず、似た部分があるはず。必ず、ウィークポイントがあるはず。それが、現在あなたを毒している部分かもしれない。

 注目した点は自虐男に惚れる女性のことだ。なぜ、痛々しい男に女性は惚れてしまうのか。母性本能から来る恋愛は、男の弱さをかばい、男も弱さを隠して甘えるためにダメな関係になりやすい。戦わせるのではなくて、ひたすら逃げる行為を助長させている。人間の脳は原始の脳に新しい脳が覆いかぶさっている。もちろん一番影響力を持つのが原始の脳(本能)だ。科学では、様々な生物的本性が立証されているが、現代社会ではそれを出すことはタブーとされているし、政治家が生物学的立証から男女を差別(区別なのだが差別になるらしい)する発言をしたらたちまち次の選挙で落ちるだろう。話が横道にそれたが、本能には人間は逆らいづらい。自分でダメ男を見分ける目を持たない女性は、ダメ男をかばい、ダメ男を量産しやすい。母性本能がダメ男を強烈に守りたくなるからだ。人間は確かに支えあっているが、二人分の人生まで人間は一人では背負えない。ダメ男をかばう恋愛をしたら、一気に二人分の労力を使うことになる。

 ああ、どんどん話が本からそれていきそうだが、私が上げるダメ男は、「成功への努力を惜しむ男」「趣味や娯楽で借金を増やす男(自分の金で楽しまない男)」「感謝と反省ができない男」「自分のことは主張できても相手に置き換えられない男」「口の軽い男」などがざっと上げられる。

 本の中でもあるが、公共感覚のない男はもう捨てたほうがいいと思う。よく映画でタバコを道に捨てて靴で踏み潰すが、あれは携帯用灰皿なんか使ったらどうも歯切れが悪いからだ。
「約束のものは持ってきたか」
「ちょっと待って。今タバコ消すから」
 こんなシーンはハードボイルドのテンポとしては悪すぎる。
 つまり、ああいうのは演出の範囲内であって、そんなものを真似したり、ましてや車の灰皿のタバコを道路にばさばさと捨てるやつなんて、もう本当にビンタかますなり、ピンヒールで股間を蹴るなりしてさっさと振ったほうがいいと思う。そういう男に限って注意すると逆切れするものだ。当たり前だ。他人を気遣えないから平気でそのようなことをする。著者は暴力性が高いことを言っていたが当たっていると思う。

 結局話が横道にそれまくって本の紹介なんかほとんどしなかったが、女性の方、恋愛依存症にご注意を。
posted by ハヤブサ at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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