2006年02月14日

もっと「モテる男」になる方法

発行:三笠書房

男のダンディズムとは
 もっと大胆で、控えめで、マナーを守り、戦い続け、夢を持ち、近づきがたく見えそうでも、とても惹きつけられる男とはいかなるものかを説く男のダンディズムの書。「いい人」ではなく「いい男」とは男らしくなければならない。男の真の「男らしさ」でアピールするための本。

 「がっつく」というよりも、「制御」する、というのがポイントじゃないだろうかと思った。この本は頷ける点が多々ある。不良っぽく見えても、マナーは絶対守る男。「清潔感」は21世紀のモテる男のキーポイント。満腹ではなく腹八分。見えない場所にどれだけ気を使えるかなどがあり、性についても触れている。男性向けの本なので、むしろ女性に読んでもらいたい部分があったが、それは「ペニスの否定は男としての存在価値を否定されたも同然」という内容。そのように存在価値を否定された男が幻想に走り、憎しみから犯罪へと走ることもあるという部分は、確かにありえると思った。体に本来備わっていてどうしようもない部分、例えば背が低いとか、顔の目の部分が気に入らないとか、足が短いとか、そんなコンプレックスでさえ否定的に言われたら傷つくのに、ましてや生殖器ならなおさらだと思う。当然、そのように相手のことが気遣える「いい女」は安易に否定したりしないだろうが。

 本の中でギャンブルについての話があったが、欧米などへ行けば競馬は日本の殺気だった雰囲気とは違い、社交的で紳士のたしなみとしての娯楽が出来上がっている。日本のような切羽詰った感じはぜんぜんしないものだ。たしなむ程度のギャンブルはよいと言っていたが、パチンコだけは絶対ダメだと言うのが作者の持論らしい。私は、ギャンブルをほとんどやったことがないのでわからないが、最近のパチスロは凝っているような気がする。と言っても、機会が相手なので頭はあまり使わない。その点競馬は生き物を相手にしている分いいかもしれないが、どうにも日本の競馬場・・・というか、近所しか見たことがないので東京やらその他の競馬場がどのような雰囲気かわからないが、やっぱりあまり好きじゃない。馬券が宙を舞ったり、タバコ臭かったり。私が唯一ギャンブルでお勧めできるのは、テーブルを囲んだ対人ゲーム。日本ではあるかどうかわからないが、ポーカーなどのカードゲームはおもしろい。相手の様子を探りながらも勝負を仕掛けていく駆け引きは、どのようなギャンブルよりもずっと頭を使うように思う。

 「日本は器量の狭い国」という記述があったが、これは性格と体質の問題もあるのではないだろうか。日本では電車が5分遅れればイライラしてくるが、アメリカでは20分遅れてこようとたいした気にならない。気持ちのいい空と、のんびりした景色を見ていれば気が和む。その点都会では待っている時間が落ち着かない。私は何もかもきちっきちっとしているよりも、アバウトな方が体質に合っているらしい。25分も列車遅れて、乗り継ぎのバスに間に合うわけがないと思っていたらちゃんとバスも列車が来るのを待っていたとか、みんな要領がわかっているから、それなりにまとまっている。日本に帰ってきたときに、「ずいぶん日本人は物事を制御しようとするんだな」と感じたものだ。空港で「ちゃんと線の上に並んでください」とか注意されたときには「そんな細かいことどうでもいいじゃん」とか思うようになっていた。「いちいち面倒くさい国だ」と感じてしまう自分がいたのを覚えている。外人にも冷たいしさ。気さくに微笑んでやればいいのに。

 私は夢を持つことはとてもお勧めする。夢と言っても、誰のためにもならない夢を持つのはやめよう。自分以外の多くの人が幸せになれるような夢に向かって進み、戦っていく男はとても素敵だ。戦っていくから、哲学ができる。戦う男には哲学があるものだ。哲学がある男は格好がいい。哲学があるからこだわりがある。もちろん内面、外面気を使うようになる。独善的ではなく、人に気持ちがいいと思わせる気遣いをするものだ。そんな男はとてもダンディーで「いい男」なのだ。
posted by ハヤブサ at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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